「好き」と「得意」の違い
娘ちいは、意外と古典な曲が好きです。
モーツァルトとか、ベートーベンとか。
それに、スタッカートでぴょんぴょん跳ねるような曲も好きです。
でも、好きな曲と得意な曲は違う_| ̄|○
比較的うまく弾けるのは、スラーやレガートの多いゆったりした短調の曲。
または変則的なリズムが出てくる新しめの曲。
発表会やコンクールでは、一応先生がやりたい曲があるか聞いてくれます。
もちろん、ちいとしては古典な曲を選択したい。
でも、私や先生としては得意分野の曲を選ばせたい。
先生が有無を言わさず、この曲ね~と決めてくださればいいのですが
長い間弾くことになるから、出来る限り本人が気に入った曲で、という方針らしく
最終的には、じゃあ頑張ってみようか、と好みを考慮してくださいます。
そして、なかなかできず苦労する羽目に。
得意な曲にしていれば、こんないらない苦労しなくて済んだのに!
と、私は思うのですが本人は、できない!キーッ!!!てなるだけで
その次も同じように好きだけど苦手な曲を選ぼうとします。
「好き」と「できる」は違うんだよ~という社会の真理(?)を
こんな小さい時から理解させるのはちょっと可哀想な気もしますが
弾けない!といって暴れる娘を見るのは、こっちもつらい。
ほら、こっちの曲の方が絶対上手く弾けるって!なんて言って誘導しようとしますが
どうも、耳にフィルターでもかかっているらしく
そんなことない!こっち(好きな曲)の方が上手!と言い張ります。
それに、好きな曲だからと言って特に練習したりはしないです。
なら得意分野の曲で攻めようよ・・・
指が回るとか、そういうのは時間をかければ出来るようになります。
でも、それ以上の表現とかになると
やはり、得意分野の曲の方が圧倒的に上手い(相対的な話ですが・・・)
本人がこの違いに気付いて、自分から人様の前で演奏するような場合は
得意な曲を選ぼう!という気になるのはいつのことになるのか。
それまでは、毎回苦労するんでしょうね・・・